激走!5000キロ
THE GUMBALL RALLY 
1976年 アメリカ
小学生の頃、映画館にある映画(思い出せない)を見に行ったときに、同時上映だったのがこの映画。 凄いインパクトを受けまして、映画といえばこれとジョージ・A・ロメロの「Dawn of the dead」以外思い浮かびません。 とにかく走っている車が生き生きとしていて、素晴らしいにつきます。 夜明けのNYの街を疾走するフェラーリにコブラにポルシェ。 山道をテールを流しながら豪快に走るカマロ。 水しぶきを上げながら河川を走るフェラーリにコブラ。 そしてキャラクターの味付けが最高で、冷静沈着な主人公チームに対してどこまでもアバウトなイタリア人フランコ。「イタリア式ドライブをお見せする」といってバックミラーを投げ捨てるところがなんともいえません。 ポルシェの女二人組み、警官コンビも、カマロチーム、どこまでもマイペースなベンツチームと、それぞれちゃんと見せ場があります。 お笑いの方も逮捕に執念をみせるラスコー警部にカワサキのバイクおじさんと完璧です。 なんといっても、最初から最期、スタートのカウントダウンからゴールまで、これほど「レース」がキチンと描かれいる映画はないと思います。        
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キャノンボール
THE CANONBALL RUN
1981年 香港・アメリカ合作
大陸横断レースといいますと、激走!5000キロより有名なんですよね。 基本的に原作というか源は同じなんで似たような話になるのはわかるんですが、あまりにも劣化コピーといいますか・・・。
好きな方がいたらごめんなさいなんですが、女好きの元レーサーとか、美女二人組といい、お笑い要因の警察とスバル車。 暴走族の乱入に、通行止めによる終盤の混戦とか・・・。 そういう外側だけ持って来て、一番肝心のレースの描き方がメチャクチャ。 スタートの順番は適当だし(5000キロではくじ引き)、スタートでは参加してるのにそのまま一度も姿を現さない車が3台もあって、スタートでは描かれていない車が最後の方でレースに参加してたり・・・・。参加車両を全てキチンと描いた上記作品と大違い。 ただ、出演者が豪華で娯楽映画としてはいい作品だと思います。
参加車両など
キャノンボール2
THE CANONBALL RUN U
1983年 アメリカ
前作キャノンボールの続編。いやはやなんといいますか、続編に名作なしといいますか・・・。 酷いなですね、酷すぎます。 前作で優勝できなかったアラブの富豪が雪辱を期っするために、100万$の賞金を用意してレースを開催ってところから間違ってますね。 得るものは自己満足だけだから意味があるのに。 肝心のレースが中盤で挫折。 どういう考えでこんな映画をつくったのでしょうか? 最期は少年ジャンプの打ち切り漫画のようなカット割りで話が進んでジエンド。 娯楽作品としても評価は高くないでしょう。
参加車両など
キャノンボールのパート3と銘打っておりますが、別シリーズのようですね。 日本公開時にキャノンボールってつけてしまったのかな? というわけで前2作とは全然関係ありません。 ただヒットした第一作を狙って、スターをたくさん出演させて、派手な映画を作ろう! という意気込みは感じられます。 それだけです。 レースを撮ろうという気持ちはこれっぽっちもないです。  1990年の最低作品賞を受賞したようですが、うなずけます。  強いて言えばカウンタックのドリフト走行やハンドターンがありますので、そこがマニアの見所です。
参加車両など
キャノンボール
〜新しき挑戦者たち〜
SPEED ZONE
1989年 アメリカ
激走!5000キロを超える大陸横断レースは現れないと思っていましたが、1991年の新春、なんと日本の特番で実現してしまいました。 キャスト、参加車両、脚本とも素晴らしい出来です。 なんせ迫力が違います。 違いすぎまして、製作会社が書類送検されました。(本当です)
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オールスターキャノンボール大会
ALL STARS CANONBALL RALLY
1991年 日本
〜大陸横断レース〜