第121話:次なる標的
 TWO TO GO
さてウォーレンを殺してしまったウィロー。 今度は3人組の残り、ジョナサンとアンドリューを殺そうとする。 それを察知したバフィたちは二人を救いにサニーデール警察署へ。 一足先にアンヤがテレポーテーションで警察に行き、事情を説明するも、当然わかってもらえない。 そこにウィローが到着。 警察署の入り口から、サイコキネキスで壁を壊し始める。 ウィローが警官隊とも揉めている中、バフィが間に合い、ウィローが壁を壊してやって来る直前に二人を逃がす。 二人がいないことに気がついたウィローは、バフィの仕業だと推測し、怒り狂う。 混乱の警察署からザンダーがパトカーを盗み、バフィ、ザンダー、ジョナサン、アンドリューの4人で行く当てもなく逃避行。 するとそこにトレーラーを乗っ取ったウィローが急襲。 危機に陥るが、ウィローの魔力が切れ、なんとか逃げ切る。 マジックボックスで今後のことを相談する一同。 ウィローは現在魔力切れでしばらく動けないが、いずれここにやってくることは間違いない。 魔導書は全部ウィローに吸い取られてしまったが、アンヤが防御の呪文集だけは別に保管していて無事だった。 ウィローの魔力を防ごうと、なんとか解読しようとするアンヤ。 ザンダーはそれを手伝っているのかアンヤに喧嘩を売っているのかよくわからん。  ここで蚊帳の外だったドーンが、クレメを説得して外に出て、ウィローを探すため、ラックのこところに行こうとする。(もう一人の蚊帳の外、スパイクは、自分を変えるためにある試練を受けてます。)  クレメのいやいやながらの協力で、ラックの家を見つけ出したがドーンだが、ラックはウィローに魔力を吸われて干からびていた。 驚くドーンの前にウィローが現れ、ドーンにこれまたアンジェラス並みの言葉の暴力でドーンを苛める。(鍵に戻れば?とか)  そこにバフィが現れる。 ウィローはバフィの説得とバフィ自身を否定しつつ、なんと二人を連れてマジックボックスにテレポーテーション。  ジョナサンとアンドリューを殺そう魔法を放つ。 ところがなぜか魔法が通じない。(アンヤが店の片隅で防御魔法を唱えていた)。 あくまでもジョナサンとアンドリューを殺そうとするウィローの前にバフィが立ちふさがり、ウィローとバフィがとうとう対決。 その隙にザンダーはドーンとジョナサンたちを連れて店から逃げる。 マジックボックスではバフィとウィローはほぼ互角の攻防。(口ではウィローが一歩リード)  一進一退の中、アンヤの存在に気づいたウィローは、アンヤを襲う。 アンヤが倒れて攻撃魔法を使えるようになったウィローは、バフィを圧倒。 「スレイヤーに必要なものは腕力じゃない、魔力」と宣言する。 「誰も私を止められない」と高らかに宣言したウィローだったが、いきなり何者かに吹っ飛ばされる。
マジックボックスの入り口が開き、そこは思いがけない人物が立っていた。

・このシーズンの盛り上がりはちょっと複雑。 盛り上がり度はシーズン2・3・5にも劣らないと思うんだけど、最終の相手が身内というのはねぇ。 でもあまりにも凄い演出なのでなにもいえません。 ここまでやってくれるなら素晴らしいです。

・アンドリューはサニーデールから逃げ出そうとザンダーを剣で脅すが、ジョナサンが「オレたちのやることはサニーデールに残り、全てが終わったら警察に戻ること」といってアンドリューからザンダーを救う。
死者(?):ラック       
第122話:墓
Grave
バフィのピンチを救ったのはなんとジャイルズ。 イギリスで知り合いのある魔女からことの次第を聞き、その魔女から魔力を授かり、ウィローの正気を取り戻すために来たのだった。 ウィローの悲しみの暗黒の念は遠く離れた魔女にも感知できるほどのものだった。 借り物の魔力だが、強大な魔女からの授かり物のため、なんとかウィローを封じ込める。 ウィローは気を失う。 ここで感動の再会シーン。 「髪を切ったのか?」といいながらバフィと抱擁するジャイルズ。 それをみたアンヤも抱きつきたいのだが、バフィが離れないので中々できず、自分から「私も髪を染めたのよ」といってジャイルズに抱きつく。 なんかこのシーンだけでもう、あれです。 バフィとジャイルズはウィローの今後を話し合う。 悲しみから悪の道に落ちてしまったウィロー。 バフィとジャイルズはウィローを救う方法を話し合うが、その中で、ジャイルズが去った後のことを話す。 ザンダーはアンヤとの結婚式から逃げたこと、そのためアンヤが悪魔に戻ってしまったこと、ドーンが万引き常習犯のこと。 そして自分が生活のためにアルバイトして、スパイクと寝ていたことを赤裸々にジャイルズに話す。 するとジャイルズはもう笑うしかないという感じで笑い出す。 そして笑いが止まらない。 ジャイルズにつられてバフィも笑い出す。 二人で大笑いだが、そこにウィローがやってくる。 目を覚ましたウィローは、アンヤを操り、ジャイルズの封印を解いたのだった。 不意を付かれたジャイルズは大ダメージを負う。 そしてウィローはジョナサンとアンドリューを殺すための魔法弾を放つ。 彼らと一緒にいるザンダーとドーンが巻き添えになっても構わないと宣言。 バフィはジャイルズを心配しながらも、彼らを助けるためにマジックボックスを離れる。 ダメージを負ってしまったジャイルズは分が悪く、ウィローに弄ばれる。 (久しぶりにジャイルズが拷問されるシーンは妙な懐かしさを覚えてしまった) そしてウィローはジャイルズから魔力を吸い取り、強大な魔力を手に入れてしまった。 一方、バフィはジョナサンたちをウィローの魔法弾から救うが、魔法弾による陥没で、ドーンと一緒に墓地の地下に落ちてしまう。  マジックボックスでは、正気に戻ったアンヤがジャイルズのところに駆け寄る。 ジャイルズは強大な力を手に入れたウィローは、目的は世界を破滅させること。 それを防ぐ手たてはないと告げる。 アンヤがテレポーテーションでそのことをバフィに告げるが、地上に出られない。 また、それに気づいたウィローは、リビングデットを復活させ、バフィを襲わせ始める。 バフィは墓地地下で苦戦、ジャイルズも諦めた頃、ウィローを止めるべくザンダーがウィローの元に!

・誰も溶かすことの出来なかったウィローの凍りついた心を溶かしたのは、ザンダーであった。(ジャイルズから魔力を吸収した時に、ラックと違ってピュアな精神も一緒に吸い取られたという効果もあるが) 結局ウィローは、バフィでもジャイルズでも、どんな力でも魔力でも止められなかった。 魔に堕ちたウィローの前では全くの無力のザンダーだからこそ止められた。 最初はなにか物足りないというか、しっくりこなかったのですが、今にして思えばザンダーにしか止められないという感じ。 よい最終回でした。

・バフィと対等になるために、昔の自分を取り戻そうとしていたスパイク。チップ除去のための試練を受けて、見事試練を乗り越えた。 そして魔人がスパイクの願いを叶える。 「望みどおり、魂を戻してやる」
なんとスパイクは魂を戻されてしまった。 はて? 魔人の勘違いなのか、スパイクの本当の願いだったのかはまだわからない。
・ジョナサンとアンドリューはバフィが地下に落下した隙に逃げ出す。