バフィは将来のことを考える。 いろいろな大学から入学許可通知が来ている。が、エンジェルのこともあるし、スレイヤーとしての立場から悩んでいたところ、コーデリアに「未来のない人間」と言われてしまい、サニーデールを離れ、自分の人生を考える決心をする。 が、当然ウオッチャーのウェスリーは認めない。 フェイスが市長と結託し、「聖天の日」の実態も掴めていないのに、そんなことは出来ないというのだ。 それを逆手に取ったバフィは、市長とフェイスを倒せばここを離れると強引にウェスリーに宣言し、こちらから攻撃を仕掛けようと考える。 まず、「聖天の日」を調べるために市長配下のバンパイアを締め上げ、聖天に必要なエネルギーが入っているという「ガブロックの箱」の存在を突き止める。 そしてエンジェルとバフィとウィローでガブロックの箱を奪いに市長の官舎に潜入する。 箱はなんとか盗み出せたものの、ウィローがフェイスに捕られられる。 結局、箱とウィローを交換することになり、サニーデール高校の食堂で交換を行なう。 交換前に市長がエンジェルとバフィの関係についてかなり的を射たスピーチを行なうも、交換は成立し無事にウィローが戻ってきた。 そこに麻薬取引と勘違いしたスナイダー校長率いる警官が登場。 いきさつを知らない警官はガブロックの箱を開けてしまう。 すると中から遊星からの物体Xよろしく昆虫の怪物が飛び出し、警官を襲う。 パニックとなる食堂。 不死身の市長は襲われてもすぐに復活。 一匹はバフィがもう一匹はフェイスが退治して混乱は収まる。 翌日バフィはスレイヤーの使命としてサニーデールの留まる事を決めた。 そしてウィローにその事を告げるとウィローもここに残るという。 バフィは本当に大喜びでウィローに抱きつく。 その夜、墓場でデートの中でバフィとエンジェルは、市長の言葉に反論するかのように、永遠の愛を誓う。
・市長のバフィとエンジェルに言ったスピーチは強烈。 エンジェルは何年たっても年を取らないが、バフィはどうなる? バフィを愛し、愛され幸せを感じるとアンジェラスになってしまうおまえが、これから輝くバフィになにが出来る? ピクニックでもいくのか? 等。 ・コーデリアがなぜかバイト。 ・オズがウィローを救うため、珍しく自己アピール。
死者:警官一人(クモ型の怪物)
最終回としてもいいくらいの完成度。 とてもジーンときました。 プロムパーティーの話なんですが、プロムというのは卒業記念パーティーだったんですね。 初めて知りました。 なんかアメリカの高校はいつもパーティばっかりやっているので、気にしてませんでした。 冒頭からアンヤがザンダーをプロムに誘ってます。 ザンダーとアンヤ、ウィローとオズ、コーデリアとウェスリー、そしてバフィとエンジェルのカップルで参加のはずだったのですが、ジョイスからバフィと別れるように頼まれたエンジェルは、苦悩しながらもバフィに別れ話を切り出す。 プロムの直前に別れ話を持ち出されたバフィは、大ショック。 慰めるウィローに「自殺だけはしないようにする」といって膝元に泣き崩れる。 そういえばザンダーはずーっと前に「プロムに女の子といくのが夢だった」とかいってたような気がする。 ジョナサンの自殺未遂を助けた話で、バフィの心配事として「(ジョナサンに)プロムに誘われそう」なんていっていたので、これはアメリカの高校生活最後にして最大のイベントで、一人での参加は男でも女でもつらいなーって思っていたところ、やっぱりそう思っている人間はいるもので、生徒の一人タッカーはプロムに女友達を誘ったものの見事に断られ、逆恨みからプロムそのものを破壊する計画をする。 その計画とは、地獄の番犬(ケルベロスか?)をタキシード・ドレス・音楽に反応するように調教し、プロムの参加者を襲わせようとしていた。 それを知ったバフィは、みんなをプロムに参加させ、たった一人で地獄の番犬に立ち向かう。 まあ健気と言いますか、なんといいますか、みんなの思い出作りのために、たった一人で闘いに挑む主人公。 みんながダンスをしているときに、番犬と泥だらけになって激闘。 みんなが記念撮影している時に、番犬の死体を裏山までを引きずって行く。 なんて可哀想。 番犬を倒した後、ドレスを着て遅れて会場入りしたバフィに思わぬプレゼントが待っていた。 ジョナサンから発表されたそのプレゼントは、「クラスの守り神」と記され、きれいに装飾された傘だった。 会場のみんなから感謝され、祝福される。 思いがけないプレゼントに驚き、感動するバフィ。 そしてまたもうひとつの思わぬプレゼントはエンジェルの登場。 正装して現れたエンジェルは、バフィをダンスに誘う。 もちろんそれを受け入れるバフィ。 エンジェルの胸に顔を埋めたところエンディングとなる。 最高の1話です。
・コーデリア家が脱税による追徴課税で破産していたことが発覚。 ザンダーはそれをみんなに黙っているどころか、パーティドレスを買うためにバイトをしているコーデリアに気づかれないように、そのドレスの代金を払っておく。
最高の男だ。 ・バフィの学年は在学中死亡率が歴代で一番低かった。
死者:タキシードを着た男の人(地獄の番犬)
第54話:プロムパーティ
THE PROM
第53話:選択
CHOICE