その2


ブローしたエンジンを組み直せるほど金銭的な余裕がない私は、元のエンジン(当然ノーマル)に、タービンを取りつけた仕様でしばらく乗ることになりました。
その頃、あるカー雑誌でセリカXXとスープラのオーナーズクラブなるものを知り、入会することになりました。当時ですでにXXは少なくなっていて、周りに乗っている人は皆無だったからです。(平成3年度)
この頃、ホリデーオートの旧車特集の取材を受ける。   ホリデーオート取材

もともと黒のセリカスープラをファイタートーニングにオールペイント。 本革・5速M、エンジンオーバーホール済み。
クラブに入って驚いたのは、XXの少なさ。圧倒的に70スープラが多かったです。それに70の方々はみなさんかなりお金を掛けていて、かなりのギャップを感じていました。
が、ある時クラブのメンバーのある車を見て、大衝撃を受けました。それは・・・。
「セリカスープラ」。XXの輸出専用車です。雑誌の写真などで存在自体は知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。
とにかくこんなかっこいい車を今まで見たことがない、という感じでもう完全に理想の車となりました。それからはこの車のオーナーであったJさんにいつもくっついていました。
ターボXXがついにダウン。もともとNAのエンジンに大型のタービンを載せているため、あちこちに不都合が生じます。もちろん、公認など取っていないため、車検が通りません。
結局、部品取りとして廃車にしました。
ターボキットは売りに出して、関西の方に買われて行きました。
ターボXXの調子が悪くなって来た時、XXを買ってくれないかという話があり、とても綺麗だったので、買いました。同じく59年式ですが、59年の後期型で、リアがゲート一体式スポイラーになっていました。
ところが・・・・。この車は電装系に問題がありまして、エンジンがいきなりストールしてしまうのです。原因はプラグの失火なので、燃料系かもしれないのですが、再現性もなく、いきなりエンジンが止まるので怖くてしょうがありません。ある日、246号で止まってしまい、15分ぐらい再点火できずに渋滞を引き起こしてしまい、愛想が尽きました。その翌日、中古屋に売りに行きました。

イメージです。
仲のよかったJさんも実家に帰ってしまい、なんかつまらんなーと思っていた時、中古車屋の人が「来月のカーセンサーに載りますよ」といっていたのを思い出し、私の売ったXXは一体いくらで店頭に並んでいるのかと、カーセンサーを買ってみました。
「うそ、あんな安く買っておいて、こんな値段で売るわけ?」と憤慨しながらぺらぺらとページをめくっていると、なんと別の店で「セリカスープラ」が売りに出ているじゃありませんか!
速攻で店に電話して、在庫を確認して見に行きました。 程度はよくありませんでしたが、その場で契約をしました。